絆 7
(こんなやつらに…!殿…!!)
抗おうとしても、大の男に2人がかりで押さえつけられ、大地之助はどうしようもできなかった。
恐怖の為顔が引きつる。
安井はのっそりと大地之助の身体を上っていく。そして大地之助の上半身を起き上がらせ、右耳をねぶり始めた。
「っっ!!」
大地之助は目をつぶり肩をすくませる。安井が耳元で囁いた。
「昨日は口ん中に詰め物してたからお前の喘ぎ声が聞けなかったが…今日はたっぷり聞かせてくれよ」
そう言ってわざと音を立てて耳の中や首筋を舐めていく。
大地之助はイヤで左側に顔をそむけたが、そこには中村の興奮した顔があった。
「あっしは反対側やりますね」
中村も安井と同様に、左耳に舌を差し込む。
「ひゃっ…」
どちらにも逃げ場を失った大地之助は、思わず声を上げた。
「くくく…そうそう、その調子」
「ハァ…ハァ…大地之助殿は何もかも可愛いっすねぇ」
大地之助は下品な男達から左右同時に耳を攻められ、気持ち悪くて仕方がなかった。
安井の手は太股を上がったり下がったり、せわしない動きをしている。
中村は大地之助の背後からお尻を揉みしだいていた。
「くん…っ…やめ…て…」
大地之助の懇願の言葉も空しく、男たちの手は増長していく。
安井が大地之助のおチンチンをいきなり掴んだ。
「んんっ!!」
大地之助は反射的に身体を震わせた。上下にゆっくりこすられて、おチンチンは安井の手の中でだんだん大きくなってくる。
「あっ…はぁっ」
安井は大地之助の耳をねぶりながら言った。
「誰に触られてもこうなっちまう、ホント助平な身体だなぁ、大地之助」
大地之助は泣きながら否定した。
「んっ…違…」
「な〜にが違うんだ。先っぽからこんな透明なよだれ垂らして…ほら見ろよ」
安井に首をつかまれ、大地之助は自分の股間を見た。
安井の言うとおり、大地之助のおチンチンは先端からあふれた愛液でいやらしく光っている。
「っ、あっ…んぅっ」
ぐちゅ、にちゅという音をわざと立てるように、安井の手の動きは大きくなっていく。
大地之助の頬は赤く染まり、恥ずかしさと戦っているようだった。
中村は大地之助の涙を舐め上げ、嬉々として言った。
「じゃあそろそろ、楽しみにしてたことしやすかねぇ〜〜!」
中村は大地之助の両脚を割り開き、ニヤニヤした顔でそこを覗き込んだ。
「やだっ…!!」
大地之助はさらに赤くなって脚を閉じようとしても、太股を下からしっかりと抱え上げられていてできなかった。
「なーに、すぐ良くなりますよ。ここが殿が夢中になってる大地之助殿の菊門なんすね…生きてて良かった〜」
そう言って、中村は大地之助の菊門に舌を伸ばした。
「あぅんっ!」
大地之助は背中をしならせる。中村は大地之助の菊門を柔らかい舌で優しく悪戯した。
「んっは〜…大地之助殿のここは、石けんの匂いがしてむちゃくちゃ美味いっす〜…」
中村の目はトロンと夢見心地の色を浮かべ、恍惚の表情で無心に菊門を愛撫している。
「くんっ…はぁっ、いやだ…」
大地之助は目をつぶって耐えていた。安井はそんな大地之助を見て、おチンチンを上下にしごきながら口づけをした。
「…!!」
大地之助は口唇を固く引き結んだが、中村の指が菊門にかけられた時思わず声を上げてしまい、その隙に安井の舌が口の中にねじ込んできた。
「ぁっ…うぅんっ」
安井からは口の中を、中村からは菊門を攻められて、大地之助の全身から力が抜けていく。
それを安井はおもしろそうに見つめていた。
中村は大地之助の菊門を指でさらに押し広げ、舌を深く侵入させていく。
「ひんっ!あ、あぅっ…いやっ、やだってば…はぅうっ」
可能な限り奥の方まで舌を伸ばして、自分の唾液で大地之助のお尻をすっかりベトベトにしてしまった。
それでも、舐めても舐めても舐め足りない、といった様子で、中村は大地之助の股間に顔を埋めたまま離れようとしない。
安井が大地之助のおチンチンから指を離すと、その代わりすぐに中村がむしゃぶりついた。
「あぁっ!!」
大地之助の声が高くなる。中村は、幼い大地之助のおチンチンを愛おしそうにじゅるじゅると音を立てて吸い上げ、菊門にゆっくりと指を2本差し入れた。
「ひあっ!」
大地之助は身体を大きく震わせる。
安井が再び口づけると、今度は抵抗しなかった。
思考が低下するほど大地之助が愉悦を感じているのかと思うと、安井の魔羅はみるみる大きく膨れ上がった。
中村の口の中で弄ばれている大地之助のおチンチンも、意思に関係なくその刺激で固く張りつめていた。
中村は、菊門に入れている指を奥深くまで入れては、抜ける寸前まで引き戻すということを繰り返した。
その大きな動きに大地之助の下半身は小刻みに震え、そしてついに絶頂へと辿り着いた。
「あっ…ふあぁっっ!!」
中村の口の中に大地之助の白濁がほとばしる。それが完全に放たれるのを中村は静かに待った。
大地之助は肩で息をしながら、どことも言えぬ方向を向いてぼうっとしているようだった。
「う〜ん、おいしいっす!」
ごくんと喉を鳴らして大地之助の精を飲み干した中村を見て、安井は笑った。
「お前の口技はよほどすごかったと見えるな。ほら、大地之助は呆けちゃったみたいだぜ」
「大地之助殿に頼まれれば、3日3晩ぶっ通しで舐め続けちゃいますよ!!」
満足そうな中村と場所を変わり、安井は大地之助の脚を肩に担ぎ上げた。
「よっしゃ。入れるぜ、大地之助。俺の魔羅はでかいぞぉ?」
安井は大地之助の萎えた性器に、自分の男根をこするつける。
大地之助はやっと正気を取り戻し、それを見た。
安井の言葉通り、本当にでかい。自分の握りこぶし分ぐらいはあった。
「や…やめて…お願い…!!」
大地之助はものすごい恐怖に駆られ逃れようとしたが、もちろん男たちの力は半端ではなく、それを許すはずもない。
「殿のなんかよりも、よっぽどお前を満足させてやれると思うぜ」
安井は魔羅を大地之助の菊門にあてがった。
「いや…」
頭を振って震える大地之助の顔に、今度は中村がいきり立ったイチモツを近づけて笑う。
「大地之助殿におしゃぶりしてほしいって、さっきからうるさいんですよ、俺の息子。さっきのお返ししてくれますよね〜」
大地之助がそれにひるんだ瞬間、安井が魔羅を挿入しようと腰に力を入れた。
「っっ!!」
慌てて腰を引いて大地之助は上へずり上がろうとしたが、安井は両手で太股をしっかり掴んでさらに腰を進める。
「いやあぁぁ!!!」
安井の魔羅の鈴口が大地之助の蕾を押し開こうとした時、大地之助はとっさに掴んだ地面の砂を安井の顔めがけて思い切り投げつけた。
「ぐわっ!」
安井は勢いよく砂が目に入り、身体を退けた。大地之助はその隙に起き上がって走ろうとしたが、中村に着物の裾をつかまれて転倒してしまった。
「あっ!!」
「逃がさねぇっすよ!!」
着物の裾は中村によってビリビリに引き裂かれる。安井は目を両手で押さえ、苦しがっていた。
「イテェ〜〜…中村、そのふざけたガキをちゃんと捕まえとけよ!もっとひどい目に遭わせなきゃ分からねぇらしいな!!」
砂のせいでボロボロと涙を零し恨めしそうに言う安井に、中村は大きくうなずいた。
「へい、がってんでさぁ!!」
「放せ、いやだ!!」
大地之助はすごい力で足首をつかまれ、ズルズルと引っ張られた。
その時着物の裾がめくれて大地之助の白い尻が現れ、それが月明かりの下にさらされる。
中村はデレデレとそれに見惚れていた。
「へへへ…」
その一瞬をついて、大地之助は中村の顔を思い切り正面から蹴り上げた。
「へぶっっ!!」
中村は無惨にも鼻血を吹いて後ろへ倒れた。
大地之助は2人から逃れ、必死で走った。恐ろしさの為か、何度も転びそうになる。
後ろから安井と中村の怒声が聞こえてきたが、振り返らずに城めがけて駆け抜けた。
(殿…殿!!!)
大地之助は泣きながら、殿のことだけを思って逃げた。
