殿と大地之助 10
「いっ…や!いやだぁ!!」

 大地之助の懸命な抵抗も空しく、みるみるうちに裸に剥かれた。

 白くて幼い身体に、野獣と化した男達の視線が注がれる。

「おお〜…これは想像以上の上玉だなぁ…」

 感嘆の声を漏らす横山。

 手首と足首を捕らえられ、大地之助は身を捩って性器を隠そうとするが、横山に人差し指でつつかれた。

「あっ…やん!」

 プルプルと指で弄ばれ、大地之助は恥ずかしくて赤面する。

「『やん!』だって、可愛い〜」

「おチンチンも可愛いよ?」

「ツルツルでまだ皮被ってるよ。俺にもこんな時があったんだなぁ」

 室井と桜田は、横山の手の中で震えている大地之助のおチンチンを凝視した。

「私達が一番興味のある、ここはどうかな?」

 横山は大地之助の両脚をグイッと割った。

「はっ…やめっ!!」

 無理矢理こじ開けた脚を、大地之助の頭の上を陣取っている室井が自分の方に引き寄せる。

 自然にお尻が天井を向く形になり、菊門が男達に丸見えだった。

「う…わ〜…すごい綺麗な桃色だ…」

 桜田がそう言ってろうそくの灯りを近づけ、3人は大地之助の菊門をじっくりと視姦した。

 ゴクリ、と生唾を飲む音が聞こえる。

「ひっ…くっ…ぅ…」

 大地之助は辱めを受け、泣きながら脚を閉じようとするが、室井がふくらはぎをしっかり掴んで床にすねを押し付けているため敵わない。

 桜田は吸い寄せられるように、蕾に口づけた。

「あぅ!」

 口唇で菊門全体を包み、硬くした舌で中を刺激する。

 じゅるん、じゅるじゅる…という水音が蔵に静かに響いた。

「ふぅ…やだっ…っん!」

 すべすべの双丘をねちっこくさすりながら、桜田の舌責めはしばらく続いた。

「っ…はぁ…大地之助殿ってイイ匂いがしてたまんないよ…」

 割れ目からやっと桜田が離れた時には、大地之助の菊門はびしょびしょに濡れ、そのよだれは背中にまで流れ落ちていた。

「うぅ…ひくっ…ふ…」

 大地之助が目をつぶって恥辱に耐えていると、横山が囁いた。

「今から私達がここにちょっとしたイタズラをするから、少し我慢しててくれ」

 瓶から何やら液体を取り出して、自分の指に塗りたくる。

 そして中指を大地之助の菊門に挿入した。

「ひん!」

 骨ばった長い指が、ゆっくりと入ってくる。

 大地之助はたまらず声を上げた。

「すごい…中はあったかくて吸いついてくるぞ?」

「よっしゃあー、じゃあ2本目ねー」

 桜田はおどけながら同じように液体を指に塗って、ぐいっと中にねじ込んだ。

「っいっ!!」

 身体を強張らせ痛がる大地之助をよそに、男達は菊門の感触に感動していた。

「…本当だ、ここに魔羅ぶち込んだらすげぇ気持ちいいだろうな〜」

「殿もイイ思いしてるよ」

「っっ!ふ…痛っ!やめて…」

 懇願する大地之助だったが、横山と桜田は次々と指を入れていく。

「おお、ギチギチだが4本も飲み込んだ」

「入れる前はあんなに小さい穴だったのに…大地之助殿、やるねぇ?」

 らんらんと光る目でぐちゅぐちゅと、思い思いの動きで大地之助の中をかきまわす2人。

「あっ、やっ!痛い、痛っっ…んっあうぅっ」

 真っ赤な顔で思わず声を上げる大地之助を見て、室井はたまらずに言った。

「大地之助殿…その可愛いお口でご奉仕しておくれ」

 体格と同じように大きくて太い男根を、大地之助の口に無理矢理入れようとする。

 大地之助は涙で光る顔を背け拒絶しようとしたが、髪をつかまれて口にいきり立った肉棒を突っ込まれた。

「ぅぐっ!!」

「〜…ハァ〜…すげぇ気持ちいい〜…噛んだら承知しないぞ?」

 本当の性交並みに激しく腰を打ちつける室井。

 大地之助は息苦しくて吐きそうだった。

 大地之助の菊門をいじっている横山と桜田も、息を荒くしてイタズラに夢中になっている。

 そして、それをずるりと引き抜いたかと思うと、横山は何も言わずに怒張した魔羅を大地之助の菊門に侵入させた。

「……!!!!」



 口に入っている室井の魔羅のおかげで声を上げることもできず、大地之助は人形のように男達のされるがままになっていた。

 ギラギラと性欲丸出しの視線で見られ、その欲求を満たす為、吐き出す為の道具だった。

 そこには大地之助の意思など存在しない。

 大地之助は、こんな行為は知らない。

 殿と毎晩交わしていた契りと同じものとは思えなかった。

 殿はこんな風に大地之助を見たことも、扱ったこともない。

 …だが、その殿が男達に許可を与えたことで、今自分はこうしてこんな目に遭っているのだ。

 大地之助は、悔し涙で視界がかすんでいた。



「おぉう…っ!大地之助殿の菊門は最高だっ…魔羅が溶けてしまいそうだよ」

 横山はハァハァと腰を前後に揺らして悦楽を味わっている。

「そうかー、早く終わらせろよ、待ちきれねぇ」

 1人かやの外の桜田は、大地之助の胸の突起をチロチロと舐めている。

 そして大地之助の手を取って、自分の勃起した男根に導いてしごかせた。

「おっ…俺もう出るっ!!」

 大地之助の口を犯していた室井はたまらず声を上げ、大地之助の顔に射精した。

 ようやく苦しい尺八から開放された大地之助は、頬を白い液体で濡らし、口元についた唾液を拭うこともできず肩で息をしている。

 だが、ガンガンと菊門を責めている横山の激しい腰の動きに、またも苦しそうな表情を浮かべた。

「あぅんっ、はっ…あっ、あぁん!!」

「…おい、大地之助殿のおチンチン、怖いのか何なのか、小さいままだぞ?」

 手淫させながら、桜田は大地之助の股間を指差す。

 室井が驚きの声を上げた。

「あらあらホントだ。可哀相に」

 そう言って、恐怖で萎えているおチンチンを手に取りしごき出した。

「くっ…ふぅん…」

 急にそこに触れられて、大地之助は切なげな声を発した。

「うわ、締まりが一段とすごくなったぞ?」

 菊門を突き上げている横山が嬉しそうに笑う。

「ほぉ〜ら、元気になってきた」

 室井の手の中で硬度を増す大地之助のおチンチンを見て、男達はいやらしく微笑んだ。

「いやー、大地之助殿の男根は初々しくって可愛いねぇ。亀頭がちょこんと顔出してるよ」

 室井はおチンチンをこすりながら、先端を親指でグリグリと刺激した。

「やっ!」

 大地之助は敏感な部分を責められ、全身に力が入る。

 すると、横山の身体がブルブルと震え、絶頂に達した。

「うおぉっっ!!」

 横山は、最後の一滴までも漏らすまい、と大地之助の中に白濁を放った。

「…ふぅ〜…すごい締まり具合で思わず達してしまった…」

 気恥ずかしそうに笑って、横山は萎えた男根を引き抜いた。

 それと共にどろりと熱い精液が大地之助の菊門から流れ出る。

「んんっ…」

 だがホッとしたのも束の間、今度は室井が容赦なく魔羅を突き入れてきた。

「うあうっ!!」

「お〜…ホントに最高だー」

「ひっあっっ、いっ!やぁっっ!!」

 感嘆の声を漏らして腰を揺さぶりだした室井に、大人しく手淫させて待っていた桜田が口を尖らせて抗議した。

「ちくしょー、次は俺の番だったのによー!」

「尺八してもらえ。大地之助殿のお口も気持ちよくって、天国気分を味わえるぜ?」

 悪びれる様子もなく室井は笑い、大地之助の身体をゆっくりとうつぶせにひっくり返した。

「ひぐっっ」

 今まで経験したことのない、大きな魔羅に菊門の内壁をえぐられて、大地之助はその強烈な痛みにうめいた。

 後ろからズンズンと肉棒を突き立てられて、床に崩れる大地之助の目の前に、桜田が膝立ちで息を荒くしている。

「じゃあ、ナメナメして頂きましょうか、大地之助殿?」

 髪の毛を掴み、大地之助の口を無理矢理開いて魔羅をくわえさせた。

「もごっ…ぐっ!!」

「ハァ…ハァ…ほら、もっと舌を使え。…そう、いい子だ…ぅっ…」

 大地之助は、もう抵抗する気力を完全に失っていた。

 最初に大地之助を貫いた横山は、四つん這いで激しく突かれている大地之助の身体の下に入り込む。

 それに全く気づかなかった大地之助は、突然おチンチンに吸いつかれて驚いた。

「っっ!!」

 目を見開き背中をしならせる。

 室井はやはり急激に菊門に自身を締め付けられ、息を喘がせた。

「うぉ、キツっ!」

「くくく…おいしいよ、大地之助殿のおチンチンは…ピクンピクンッて脈打ってるよ」

 横山はねっとりと舌でいたぶりながら、自身の魔羅をこすり上げて悦に入っている。

 大地之助のお尻を責めている室井も、野卑た眼差しでつながっている部分を見ながらいやらしく笑った。

「ひひ…入ってるトコがよく見えるよ…たまんねぇ」

 自分の黒々しい肉棒が、真っ白ですべすべの大地之助のお尻から出し入れされているのを見てものすごく興奮した室井は、さらに律動を大きくした。

 その反動で身体が大きく前のめりになり、口に収めていた桜田の男根が喉の奥に当たった大地之助は、苦しくてたまらず尺八をやめた。

「ごほっ!げぇっ…」

 むせて咳き込む大地之助に、桜田は再度くわえさせようと試みたが、大地之助がイヤイヤと頭を振ったので、とりあえず従ってやった。

 そうしていると、室井の腰の動きが驚くほど早くなり、大地之助は前方へ吹っ飛ばされそうになった。

「あうっ、あっっあっ!ひんっっ!!」

 床に顔をつけて耐える大地之助の両腕を、室井は掴んで引き寄せ、背中をえびぞらせて魔羅を打ちつけた。

 パン、パンと肌がぶつかり合う音が大きく響く。

「あぁっやっ!いたっ…あうぅっ!!」

「おお〜、もうイキそうだーーーっ!」

 大きな声で絶頂の予告をする室井。

 ジュブジュブと大地之助の菊門から、先ほど放たれた横山の精液が泡立つ。

「くっ、ひぁんっ、あっっ」

「大地之助殿もイキそうだぞー」

 大地之助を口で陵辱している横山が下で叫ぶ。

「うっ…おおぉっっ!!」

「っっあっ!!」

 室井は大地之助の背中に、大地之助は横山の口の中に、それぞれ精を放った。

「〜〜っ…ハァー…すげぇ気持ちよかったぁー…」

 大地之助の背中にある自らの白濁を満足そうに見つめる室井に代わって、桜田は待ってましたとばかりに、カチカチに硬くなっている魔羅を持って

大地之助にゆっくり近づく。

 横山の口の中におチンチンを入れたまま、折り重なって崩れていた大地之助を抱え上げ、座った状態で大地之助の菊門に男根を挿入した。

「……っ!!」

 何度も男根を出し入れされたことでジンジンと熱を持って傷む菊門に、また新たな男根をあてがわれて、大地之助は恐怖と苦悶の表情を浮かべる。

 それが男達の嗜虐心をそそり、さらなる欲情へと誘った。

 ゆっくりと自身を収めながら、桜田は大地之助に口づけた。

 桜田は粘着質な交わりを好み、大地之助の薄い胸をピタリと自分の脂肪ののった胸にくっつけ、尻を揉みしだいている。

 大地之助は吐きそうになるほどの嫌悪感を覚えたが、もうその意思表示すらできなくなっていた。

「あぁ、あったけぇ…大地之助殿、すごく気持ちいいよ…」

「ふぁっ…んくっ…んんっ…」

 首筋や胸に激しく吸い付き、大地之助の全てを味わおうとする桜田。

 2人の両隣には、自らをこすりあげて鼻息を荒くしている横山と室井が立っている。

 大地之助は、もう何も考えられなかった。ただ早く解放してほしい、それだけだった。

 だが、大地之助にとって地獄のような時間は、3人の男達が満足するまで終わらなかった。